日程概略

◇7／28　日本発
◇7／29　ウィーン着
◇7／31　スロヴェニア、ブレッド着

◇8／3　V・Draski vrh smer DOLAR-KILAR-VAVKEN(Ⅴ＋/400m〉登攀

ルート図では全部で11ピッチ。パートナーは現地の友人。6時20分、駐車場発。8時20分、取付着。8時半、開始。12時00分、終了（所要3時間半）。15時駐車場着。1ピッチ目、Ⅱ100mをコンテ。2ピッチ目、V　40mの凹角を登る。3ピッチ目、Ⅳ　40m。4ピッチ目、Ⅲ　40mをコンテ。5ピッチ目、Ⅴ＋40mのクラック。6ピッチ目、Ⅳ＋40m。7ピッチ目、Ⅴ＋40mのジエードルを登る。8ピッチ目、Ⅲ　40mをコンテ。9ピッチ目、Ⅴ−40m、10ピッチ目、Ⅳ＋40m11ピッチ目、Ⅱ〜Ⅳ150mのコンテ。洞穴を抜けると羊が草を喰んでいた。概要はこんな所です。おおむね岩（石灰岩）は堅＜、快適なクライミングか楽しめました。ただアプローチが長＜、駐車場の標高が1000m、取付の標高が約1900mです。難しいところは残置か残っており、ギアはキャメロット♯0.5〜♯1があれぱ充分。ストッパーは不要。

◇8／8トリグラフ北璧　BAVARSKA〈Ⅳ＋／500m〉〜lZSTOP ZlMMER-JAHN（Ⅳ−／500m）

ルート図ではBAVARSKAが20ピッチ、標準4〜5時間。
lZSTOP ZIMMER-JAHNが半分をコンテ（Ⅰ〜Ⅲ）。標準3〜5時間。

6時15分、ウラ一夕発。7時40分、取付発。10時20分、BAVARSKA終了11時半、IZSTOP ZIMMER-JAHN終了。（所要：4時間）14時40分、ウラータ着。

これはトリグラフ北璧のほぼ中央部を行＜ルート。簡単だが、是非行ってみたかった。1000mを一気に登れるってのはやはり、魅力的だ。

1ピッチ目、Ⅰ　50mをコンテ。
2ピッチ目、Ⅱ　30m。
3ピッチ目、Ⅳ＋40m。
4ピッチ目、Ⅲ＋40mをコンテ。
5ピッチ目、Ⅳ−40m。
6、7ピッチ目、Ⅱ　70mの左トラパースをコンテ。
8ピッチ目、Ⅳ　40mの凹角。
9ピッチ目、Ⅳ＋40m。
10ピッチ目、Ⅲ＋40mでパパルスカタウーに。ここで半分。
11ピッチ目、Ⅳ　40m　右トラパース〜直上。
12、13ピッチ目、Ⅱ　lOOmの左トラパースをコンテ。
14ピッチ目、Ⅱ　40mをコンテ。
15ピッチ目、Ⅳ−40m。
16、17ピッチ目、Ⅲ　100mの直上をコンテ。
18ピッチ目、Ⅳ＋40mのジェードル。
19ピッチ目、Ⅱ　40mのジェードルをコンテ。
20ピッチ目、Ⅱ　150mの左トラパースをコンテ。BAVARSKA終了。lZSTOP ZIMMER-JAHNに合流。

以後、雪渓を7mトラパースし（これが怖かった）、石上気味にⅠ〜Ⅲを200m＜らいコンテで。Ⅰ、100m＜らいをバンド沿いに左トラパース。コンテ。チムニー状の所に出て、そこをⅠ〜Ⅲ＋100m＜らいコンテで直上。ハングを左に避けて、Ⅳ−50mを登り、ガレ場を登ってlZSTOP ZIMMERーJAHN終了。

前回登ったところよりは岩がもろ＜て、明星山を登っている雰函気だった。これよりは硬いけど。ギアは前回と同じ。よく登られているルートなので、残置は豊富。

…クライミングは以上の2本で終わり．あとは

◇8／5にポヒニ湖という湖でバラグライダー体験。※日本円で5000円＜らい。

◇8／10にケーピンク。45m空中懸垂し、そこから3kmの洞窟を往復。※スロヴェニアには、大小7000近＜の洞窟かあるそうです。なかには、100mの空中貯垂をする所や、あるいは“フットボール場”と呼ばれる洞窟があって、空中懸垂して降りたところにそれ＜らいのでかさの洞窟があったりするらしい。ガイド料は日本円で5000円くらい。

◇8／11．12にアドリア海を見に行く。

◇8／13にキヤニオニンク（沢下り）。ボヒニ湖近くの沢。歩きと、懸垂下降10回くらいと、釜へのタイビンク。最高は5m＜らい。約2時間半。ガイド料は5000円＜らい。（今回は2500円にまけてもらった）※国土が石灰岩質なので、急峻な沢が形成されている。沢の途中に洞穴があった場所も。やはりキャニオニングに使われる沢はた＜さんあって、中には10mのダイピンクをするところや、2日がかりのキヤニオニンクをする濠所もあるそうです。道中の食糧はカニだとか。

◇8／14　ブレッド発、ウィーンヘ。

こういう旅でした。
　 ツペートー族には、大変よ＜していただきました。両親の家に下宿させてもらい、毎日のように野菜や果物をもらい、弟にはあちこち連れて行ってもらったりと。スロヴェニアという国が、ますます好きになりました。

クライミング情報

　

アフローチ編

　飛行機はウィーンが一番便利かと思われます。　ウィーンからスロヴェニアのJESENICEという駅まで、日本円で5000円＜らい。　途中、VILLAGHで乗り換え。　トリグラフ北璧への基地となるのは、ウラータという所です。ALJAEV　という小屋かあります。
　 そこまでのアフローチは、JESENICE駅からパスでMOJISTRANAまで行き（150円＜らいかなあ）、　そこから歩きで12kmでウラ一タに到着。乗用車は通れますが、パスは入りません。　自分は途中でヒッチハイクしました。
　 山小屋は素泊まり700円＜らい。　食事は1階にレストランがあり、自分の好きなものを食ペます。　生ビール200円＜らい、料理一品200円〜500円＜らい、サンドイッチ150円＜らいです。
　 小屋の前に、ルート図を書いた看板があるので、それがルー卜の目安になります。

ルート編

トリグラフ北璧は高度差1000m、幅2kmだったか3kmだったかあります。　ルート総数は70本＜らい。　自分はモチペーションがなかったこともあって簡単なところしか登ってませんが、　中に「スフィンガ」という壁があって、ここはⅥ＋／A2のルートがあります。標準は10〜12時間。ただし取付まで700m＜らいのクライミングになります。
　 　今回トポは手に入りませんでしたが、ブレッド湖畔にある山ショップ、「プロモンタナ」　で情報は手に入ります。
　 　トリグラフ以外にも、たくさんの山、たくさんのルートかあります。いずれも石灰岩。

ギア編

難しい場所には残置が残っています。ただ、慣れないとルートを間違えたりしやすく、またビレイ点もしょぽかったり不明瞭だったりします。
・ハーケン：石灰岩なので、クロモリは使いません。現地の山ショッフに売ってます。アングル、バガプータイプの4〜5枚は必要。
・ナッツ類：いりません。
・エイリアン：あった万が安心。
・キャメロット：3番以上は必要なし。そういうクラックはほとんどありませんでした。

下降編

トリグラフの場合は、下降は一般登山道です。ただ、終了点〜登山道までがけっこう、極悪だったりします。俺はここの部分か一番嫌でした。

その他

乾燥してますが、とても暑いです。俺は水1リットルで、脱水症状になりかけました。

アウトドアスポーツがいっぱい楽しめる国です。キャニオニング、ケービング、ラフティング、カヤッキング、パラグライダーなど。
ブレッド湖（ここはリゾート地）に山ショッフ、「プロモンタナ」があって、そこでいろいろ頼めます。
ウラータからブレッド湖までは20kmくらい。MlJlSTRANA〜JESENlCE駅までバスで戻り、そこからフレッド湖行きのパスに乗れば着きます。
プロモンタナの場所は、湖畔にあるショッピンクセンターに行き、坂を少し登ると郵便局があり、その向かいあたりです。サレワのシールが貼ってあります。

スロヴェニアは、モンブラン山群やヴァリス山群と違って雪がありません。だけどもその分、日本から持ってい＜装備は軽＜なりますし、また天気もいいので、効率よ＜登れます。

生活編

ホテル宿泊は幅があるが、ブレッドであれば3000円くらいから。　ペンションもあり。詳しくはC＆C JAPAN　へ。

生活費は安い。
　レストランでも生ビール200円〜。
　オニのように大きいピザは500円くらい。普通の人は2人分＜らいあり。
　オニのように大きいカツレツは600円くらい。

ブレッド周辺では総じて、イタリア・オーストリア料理の影響が強い。　なお、アドリア海周辺では海鮮料理がおいしい。

ワインは内陸部では白が有名だが、ドウシャンに聞いたところ、赤がいいとのこと。　特に　REFOSK　というワインがうまい。　それから、各家庭では果物の蒸留酒を作っていて、これがまたうまい。

ブレッドにはスーパーが2軒あり、買い物かできる。　いずれもフランスよりは安く感じる。自炊すればかなり安く上げることができる。