Climbing Mate Club

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Chronicle

北岳・バットレス下部フランケ+dガリー奥壁

カムイメージ
メンバー 丸山・田中・西堀・宍戸
日程 2001年6月16日〜17日
記録 丸山

6・16
松本合同庁舎−韮崎−広河原(幕営)
6・17
広河原−二俣−dガリー−下部フランケ−奥壁  (丸山・田中)
                −4尾根主稜(西堀・宍戸〉
           −北岳−草すべり−二俣−広河原−松本

6・16

 広河原に着いたのは真っ暗になってから。 遅い夕食。ビールの酔いを借りて寝 つこうとした時、がらすきの駐車場なのにわざわざ我々のすぐ隣にやってきてガチャガチ ャテントを組みたてている馬鹿者(山岳会名を出したいくらい)が、しかも時間差攻撃で 次々とやってくるのには参った〈ほとんど嫌がらせ!)。

6・17

 全員寝不足の体で暗いうちに出発。二俣がちかづき、朝陽に輝く北岳バットレ スが見えてきてようやくご機嫌となる。沿道のミヤマハナシノブはまだ固いっぼみで、数 年前より残雪が多いようだ。下部岩壁の取り付きまでC沢を詰めるが、1/3くらいは残 雪におおわれている。バイルをだしておそるおそる岩壁へのとりつきを探るが、かなり深 いシュルンドになっている。雪上で確保してもらいながら、丸山がdガリー内の岩のビレ イ点まで進み、そこから2パーティーに分かれて登攣開始。

 下部フランケは堅くよい状態。終了後いったんdガリーにおり、奥壁に取り付く。 ここに赤いペンキ。小さな親切大きなお世話!というやつだ。奥壁はメインルートをはずれて やや左寄りを登り、最後はちょっと嫌らしい凹角を登って終了。少し前マッチ箱にいた西 堀・宍戸パーティーは声はするがなかなか姿を現さない。山でのランデブーはピッたしに は決まらないものだ。1時間ほど待って合流、山頂の絶景を楽しんだあと、草すべり経由 で下山。温泉は公営〈3つある〉もいいが、道路沿いの北岳荘の露天風呂が穴場。