Climbing Mate Club

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Chronicle

2月の戸台川周辺アイスクライミング

アックスイメージ
メンバー 友藤 宍戸 久住 丸山 寺島
日程 2001年2月10日〜11日
記録 丸山 武志

 丹渓山荘にテントを張って酒を酌み交わし、アイスクライミングも楽しもうということで集まったメンバーは、友藤・寺島・宍戸の各会員と私、それに元会員久住氏が東京から徹夜で駆けつけてくれて総勢5人。戸台に向かう車中、仕事を止めて山に行きたいという寺島氏に「止めないほうがいいよ」と語るのは久住氏。説得力にかけますな。

 戸台河原の駐車場は満員御礼。ほとんどは北沢峠に向かう中高年パーティー。おかげ大雪にもかかわらず、丹渓山荘までラッセルなし。

 友藤・宍戸・久住で鶴姫ルンゼへ。丸山・寺島で舞姫ルンゼ。舞姫ルンゼの取り付きまでトレースあり。後ろから別の5人パーティーが七丈の滝沢までトレースを付けに行く。

[舞姫の滝ルンゼ]

 F1・F2はやさしくノーロープ。F3はつららの集合体状態。むかって左から中央が良さそう。丸山リードで途中スクリュウ2本と1段目の上で潅木でランニングビレイ。終了点は立ち木でビレイ。これより上にはトレースなし。次々と小滝が出てくるが、ロープは不要。突き当たりの奥壁が見えたところで終了。右岸をクライムダウン。

懸垂はF3,F1の2回。あこがれ(名前に)の舞姫の滝に会えて満足。

松本6:00——8:15戸台河原9:20——12:15丹渓山荘13:30—— 舞姫ルンゼ終了——16:30丹渓山荘

 その夜の主役は二人。一人は新しいシェフ宍戸氏。久住氏絶賛の「すいとん」は独身者に野菜をたっぷりと提供。うまい! たちまち25度アルコール1リットルと寺島氏持参の赤い液体が終わってしまう。二人目は毒宴会(独宴会)のT氏。数々の名せりふを残す。ただし演説内容はすべて隣のテント(春日井山岳会の二人)に筒抜けだったようです。

<奥駒津沢>

 丸山・寺島で。七丈の滝まで昨日のトレース、これより上は春日井山岳会の二人のトレースのみ。3時間前に出た二人に戸台川本流F1で追いつく。ラッセルのお礼を言いたいのだが、フォローの女性が難儀していて、それどころでない。寺島リードだが硬い氷で、たしかにⅢという感じではない。F2はノーロープ。先の二人が駒津沢なのですぐ隣の奥駒津沢に変更。F1雪に埋まっている。F3:左だとⅢ、右の立っているところを寺島リードで。しばらくラッセルでF4:丸山リードで終了。まったくトレースなしの静寂ブルーアイス。懸垂2回で奥駒津沢の基部に。ふらふらしながら1時間ちょいで丹渓山荘に下山。約束の時間に間に合う。合流後下山。戸台渓流荘の風呂、夕暮れの山を眺めながら汗を流す満足の500円。極楽極楽!

丹渓山荘7:00——8:30戸台川F1——9:20奥駒津沢——11:30F4 ——12:15基部——13:20丹渓山荘15:00——17:00戸台——松本