Climbing Mate Club

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Chronicle

残雪期の鹿島槍

アックスイメージ
メンバー 乃村・丸山
ルート 鹿島槍ヶ岳東尾根第二岩峰南尾根
日程 2001年4月22日
記録 丸山

大谷原−西俣出合−北俣本谷−喉から2番目のルンゼ−南尾根−荒沢の頭−鹿鳥槍北峰−南峰−鎌尾根−西俣出合−大谷原

 前日の西俣出合での雪上訓練・夜の宴会の疲れで体がだるい。鎌尾根取付き付近から北俣本谷出合付近はいつも大量のデブリで埋まっているのだが、今年はほとんどなく、スキーで滑るにはもってこいの状態。

 ダイレクト尾根へ向かう永沢・丸山淳両氏と分かれて本谷へ入って2番目のルンゼを直登。結構急だが、小1時間で、ドミノ倒しのような三角形の岩があるコルにでる。しばらく広い雪稜を登る。
  ダイレクト尾根へのルンゼを登る二人、鎌尾根をいく池迫・西掘・宍戸の3氏の姿が見える。
  突き当たった雪壁を左の稜線からブッシュをつかみながら登り、小ピークに達する。右へ少し回り込んで、岳樺の枝伝いにコルに下りる。古いシュリンゲがぶら下がっている。ふたたび急な雪壁を登ると、第二の小ピークに。ここは左に一段下って回り込むとコルに出る。再度急雪壁を登りつめると、東尾根の第二岩峰の上にでる。

 あとは東尾根先行者のトレースに助けられ、北峰・南峰と縦走。南峰山頂でダイレクト尾根の永沢さんたちと合流。鎌尾根おりくちで池迫さんたち、さらに布引尾根の小原・佐藤両氏とも合流。天候にも恵まれ楽しい合宿であった。