Climbing Mate Club

Climbing Mate Club

Chronicle

ヨーロッパ旅行

カムイメージ
日程 1998年7月25日〜8月13日
記録 河竹

7月25日(土)

今回は安さと安全面でシンガポール航空を選んだ。往復14万円也。すべての座席に液晶テレビがついていて、映画が見れる。たまたま「タイタニック」をやっていたので、それを見始める。その後機内で昼食が出る。今回のメニューはウナギ丼だ。

5時間くらいでシンガポールのチャンギ国際空港に着く。トランジット(乗り換え待ち)は7時間あるので暇だ。ここのトランジットエリアはすごく広く、店もたくさんある。まず、喫煙所を探す。この国は全面禁煙なので、空港内も喫煙所が1カ所しかない。そのあと腹が減ったので、安そうなレストランに入ってカレーを食べる。さすがインド人が作っているだけあって、うまい。久しぶりにタイ米をたべて、そのうまさに感動する。

ここでは、ひまな人のために2時間のシンガポールツアー(無料)があって、それに申し込む。夕方6時頃にバスで出発、市内に向かう。途中で船に乗り換え、汚いどぶ川を下る。 ふと見ると、あの有名なマーライオンが見えた。すごくチンケで、がっかりする。市内も全然面白くなさそうであったので、帰り(トランジットが20時間ある)は市内に遊びに行かないことにする。

夜の11時に飛行機が出る。今度は13時間くらい乗らなければならない。その間はもちろん禁煙で、オレにとってはつらい時間が始まる。夜の2時(シンガポール時間)に、夜食が出て、そのあと音楽を聴きながら寝る。

☆日本円

  • たばこ20箱     3000円
  • 生ビール        560円
  • 計          3560円

☆シンガポールドル(SD)(1ドル=80円)

  • カレー       9.8 SD
  • カレー       9.8 SD
  • コーヒー      1.35SD
  • 荷物一時あずかり  2.06SD
  • ビール       7.8 SD
  • ジュース      1.3 SD
  • 計        32.11SD=約3000円

7月26日(日) 快晴→雷雨

朝6時半(シンガポール時間で昼の12時半)にスイスのチューリヒ空港に着く。

8時半にローザンヌ行きの特急があるので、それに乗り込む。途中、スイス人に「ニイハオ」と言われる。中国に行ってもそうだが、オレはいつも中国人に間違えられる。それで中国でもひどい目にあったのだが。

まあそれはおいといて、ローザンヌからマルティニ行きに乗り換え、12時くらいにマルティニに着く。ちなみにスイスの鉄道は旅行者に優しく、時刻表など、すごくわかりやすい。特急料金もいらない。

マルティニからシャモニ(フランス)行きに乗り換え、スイスとフランスの国境に向かう。

国境で乗り換えなのだが、電車が何と2時間待ちなので、しょうがないのでヒッチハイクをしに、道路に出る。

運良く、30分くらいで車が止まってくれて、乗せてもらう。その人はドイツ人で、ツール=ド=フランスを見に来たと言っていた。ぎこちない会話をしながらシャモ二に着き、ホテルに向かう。ここは2年前も泊まっていたところで、汚いがいい雰囲気のホテルだ。

さっそく部屋の交渉を始めるが、空き部屋がないので、ロビーに寝てくれと言う。安くつくので喜ぶ。食堂に行くと、同じ山の会の人がいて、久しぶりに日本語の会話をする。

町へ繰り出し、もう一人と合流して、まずはカフェでビールとワインを引っかける。やっぱ地元の酒はうまい!そのあと、夕飯を食べに行き、帰って寝た。今日はたくさんお金を使った。

☆スイスフラン(SF) 1SF=100円

  • ホットドック+ビール    7.8SF
  • サンドイッチ        4.8SF
  • スパゲッティ       16.0SF
  • ビール           2.9SF
  • 計            31.5SF=3150円

☆フランスフラン(FF) 1FF=25円

  • ビール&ワイン      29.0FF
  • ワイン          19.0FF
  • パテ           15.0FF
  • クスクス(アフリカ料理) 34.0FF
  • ステーキ         34.0FF
  • ビール          10.0FF
  • 計           141.0FF=3500円

7月27日(月) 雨

朝の9時頃に起きて、朝食(シリアル)を食べて、街に出る。

まずフランス山岳会に入会。そのあと、絵はがきを買い、郵便局に行って切手を買い、セルフサービスレストランに行って昼食を食べながらハガキを11枚書いた。いつものようにワインを飲みながら書いていたので最後の方は字まで酔っぱらってしまった。

それにしても昼から酒を飲むというのは気分がいい。日本で飲んだら後ろめたい感じがするが、ここだったら堂々と飲める。

昼食を食べたあと、読書を1時間くらいして、ホテルに帰って昼寝する。

今日の夕食は自炊で、パエリア(スペイン料理)とラビオリの缶詰を調理した。

日本を出てから下痢続きで、ホテルのトレペも硬く、少しお尻が☆状態になった。柔らかいトレペで尻を拭きたいもんだ。

☆フランスフラン(FF)

  • 26.27日の宿泊代    100.0FF
  • フランス山岳会入会   388.0FF
  • 切手(4,9FF×11)  53.9FF
  • 絵ハガキ×11 17.0FF
  • 昼食           68.0FF
  • 買い物          81.0FF
  • 計           709.3FF=17500円

*買い物のうちわけ

  • 牛乳=6FF
  • カマンベールチーズ=6.35FF
  • ワイン5㍑=42FF

7月28日(火) 曇り

今日も天気が悪いので、どこにも行けない。街に行って、ベンチに座って2時間くらいぼーっとしていた。夕食は、たまには豪勢に行こうぜってことで、カフェでコース料理を食べる。幸せな気持ちになった。明日から2日間、晴れれば高所順化のためにモン・ブランに上がることにする。

☆フランスフラン(FF) 1FF=25円

  • 買い物          25.0FF
  • サンドイッチ       27.0FF
  • パン(バゲット)   8.5FF
  • 夕食           30.0FF
  • 計            90.5FF=2000円

7月29日(水) 快晴

朝起きたら快晴。やったーと思って、念のために天気予報を見に行く。そうしたら、明日の午後から激しい雷雨になるというではないか!ということで、山に行くのはやめることにする。

腹が立つが仕方がない。ということで、1日中読書をして過ごす。

夕食はパスタにカレーソースをかけたものにした。ベースになるカレーソースが甘くて、とても変な味になった。

☆フランスフラン(FF) 1FF=25円

  • 28日の部屋代       67.0FF=1500円

7月30日(木) 快晴→雷雨

朝起きたら快晴だった。くそったれと思いながら天気予報を見に行く。それを見ると、来週の中頃まで天気は悪いという。
こりゃー、岩登りはあかんわと思って、マッターホルンに行こうと思う。何のために山の荷物を25㎏も持ってきたのかわからん。

というわけで、今日も暇なので、昼食をカフェでとりながら絵ハガキを14枚書いた。
夕食は、今日もパスタである。友達があやしいソースを買ってきたので、それをベースにサラミや野菜を炒めて、パスタにかけて食べた。

☆フランスフラン(FF) 1FF=25円

  • 絵ハガキ25枚       40.0FF
  • 昼食(カフェにて)     52.0FF
  • 切手×14         98.0FF
  • 買い物           29.35FF
  • 計            219.35FF=4800円

*買い物のうちわけ

  • クロワッサン10個入り=7.95FF
  • ミートソース500g=8.9FF
  • ラビオリ=12.5FF

7月31日(金) 曇り→雷雨

8/2に、スイスのZERMATTに移動することにした。

今日の昼食は、ピザ屋に行って、ピザを食べることにする。ここのピザ屋はうまく、2年前も何回か行った。そこで絵ハガキを15枚ほど書き、生徒の分を終了する。

☆フランスフラン(FF)

  • 宿泊代(4日分)    208.0FF
  • 切手×5         24.5FF
  • 昼食(ピザ)       42.0FF
  • 昼食(ビール)      26.0FF
  • カクテル(カフェにて)  13.0FF
  • めし(カフェにて)    27.0FF
  • 計           340.5FF=8500円

8月1日(土) 曇り→雷雨

今日は土曜の朝市の日だ。というわけで朝市に行く。何かあやしいモノはないかといろいろ探すが、やっぱヨーロッパはあまりあやしいものがない。
鳥の丸焼き(2羽)を買い、友達はワインとか果物とかパンを買い、宴会を張る。
帰りにスーパーに寄って、買い物をする。カミさんへのおみやげが中心だが、ついついインスタントラーメンを買ってしまう。これは2年前に山の上で食って、ひどい目にあったのだが、怖いモノ見たさというか、そんなんで買ってしまった。

シャモ二のホテルで寝るのも今日が最後。汚いけどほのぼのとしたよいホテルだった。
20人部屋ということで、かなり白人のにおいがきつかったけど。

☆フランスフラン(FF) 1FF=25円

  • 焼き鳥(2羽)      90.0FF
  • コーヒー(カフェにて)  11.0FF
  • 買い物          86.9FF
  • 計           187.9FF=4500円

*買い物のうちわけ

  • ラーメン5.7FF

8月2日(日) 晴れ→雨

今日はシャモ二からツエルマットに移動する日だ。朝食に、インスタントラーメンを食べる。スープが緑色で大変あやしい。味はすごい。麺を香水につけて食ってるようで、何とも形容しがたい味だ。

朝9時頃電車に乗って、ZERMATTには夕方の4時頃つく。今度のホテルは駅から30秒の所にあって、それでいて街の中で一番安いホテルだ。20人部屋で28SFナリ。シャモ二の2倍だ。宿泊費が3000円もするなんて!

街中に出ると、いるわいるわ日本人が。そこらじゅう日本人だらけだ。これはあんまり長くいるところじゃないなとおもいながら、ふとマクドナルドを見つけ、値段を見に入ってみる。値段は  ハンバーガー= 3.5SF チーズバーガー=3.9SF  ビッグマック= 6.5SF    と、とても食べれる値段ではなかった。

夕食は、今日くらいはぜいたくをしようということで外食とする。こっちのカフェは、1品あたり20SFくらいしてとても高い。だから外食は、この日と最終日の2回だけとなる。

☆フランスフラン(FF) 1FF=25円<

  • シャモニ〜国境の切符   25.0FF
  • 買い物(パン6個入り)  12.2FF
  • ワインの紙パック×6   26.7FF
  • 計            63.9FF=1500円

☆スイスフラン(SF) 1SF=100円

  • 国境〜ZERMATTの切符  35.9SF
  • BRIG〜VISPの切符    3.6SF
  • 新聞(FINANCIAL TIMES)    3.8SF
  • ホテル1泊分         28.0SF
  • 夕食             22.0SF
  • ビール(カフェにて)      5.0SF
  • 計              97.3SF=9730円

8月3日(月) 雨

今日も天気が悪い。1日中読書をする。日本を離れてから読んだ本はすでに10冊以上だ。読書の幅もも司馬遼太郎に始まり立花隆からセルジオ越後まで,とても幅広い。

今日の昼食と夕食はどちらもパスタであった。やっぱソースを作るときは、肉を入れないと、だしが出なくてうまくない。
ちなみにスイスは、レストランは高いが、スーパーは安い。

ビール10本=7.8SF  スパゲッティ1㎏=2SF

☆スイスフラン(SF) 1SF=100円

  • 宿泊費2日分        56.0SF
  • ワイン           10.9SF
  • ソーセージ          5.0SF
  • ジュース           2.0SF
  • 計             73.9SF=7390円

8月4日(金) 曇り

やっとマッターホルンの山肌が見えるようになった。
今日、街にあるアルプス博物館に行く。ジジババが蘊蓄を垂れていて,ぜんぜん面白くなかった。あとはずっとぶらぶらしていた。

☆スイスフラン(SF)

  • アルプス博物館       4.0SF
  • ワイン          10.9SF
  • パン            3.0SF
  • ボディソープ        2.5SF
  • ビール(自販機)      2.0SF
  • 計            22.4SF=2240円

8月5日(水) 快晴 

今日はブライトホルンに登った。この山は、3800Mまでロープウェイで登れるので、あと300mの高度差を登ればいいという、ハイキングみたいな4000m峰である。

ホテルを10時頃に出て、歩き始めたのが11時頃。頂上には12時半に着く。記念写真を撮るとき、上半身裸になって撮影したら、イギリス人(多分)が「Oh SAMURAI!」と叫んでいた。「SAMURAI」と言われたのは,これで2回目である。

今日の夕食は、下条さんが作ってくれた。ステーキ(400gくらい)とサラダその他という、超豪華版であった。明日からはマッターホルンに行く。

☆スイスフラン(SF)

  • クライン=マッターホルン
        往復ロープウエイ 28.0SF
  • ビール10本(特売)    6.6SF
  • 夕食           14.4SF
  • 計            49.0SF=4900円

8月6日(木) 快晴

ホテルを12時頃出て、久住と下條さんの3人でマッターホルンに向かう。ロープウェイに乗って、シュワルツゼー(2500m)というところまで行く。ここから2時間くらい歩いて、マッターホルン麓のヘルンリ小屋(3200m)に着く。この小屋は1泊73SFという、高い金をとる小屋だ。夕食が30SFだというので期待したら、変なスープと洋風の牛丼(量が少ない)と、洋なしの缶詰しか出ず、大いに腹が立つ。

マッターホルン

☆スイスフラン(SF)

  • 水               3.2SF
  • たばこ×1           4.2SF
  • 宿泊費1日分         28.0SF
  • ロープウェイ         15.0SF
  • 小屋代            73.0SF
  • ビール2本(小屋にて)    12.0SF
  • 計             135.4SF=13540円

8月7日(金) 快晴

マッターホルンの肩
マッターホルンの肩

マッターホルンに登った。登りはザイルを出さず,下りで何回か懸垂下降をする。うっとうしい外人,下手くそな外人多く,キレまくる。

☆スイスフラン(SF) 1SF=100円

  • ビール(シュワルツゼーにて) 6.0SF
  • たばこ×2          4.2SF
  • テレホンカード        5.0SF
  • 計             19.4SF=1940円

8月8日(土) 快晴

今日は一日中、ぶらぶらしていた。日焼けで顔中ぼろぼろで、特にくちびるがひどく、まともに口を開けられなかった。リップクリームを買いに行ったら、日本円で800円もした。
ちなみにタバコは420円もする。こっちのタバコ吸いの人は、いったいどうやってお金をひねりだしているのだろう?

☆スイスフラン(SF) 1SF=100円

  • せんたく        5,0SF
  • クリームパン      2,0SF
  • 食パン         2,0SF
  • ベーコン        3,5SF
  • ビール10本      8,9SF
  • リップクリーム     8,0SF
  • コカコーラ       2,0SF
  • 計          39,8SF=3980円

8月9日(日) 快晴

今日も晴れている。ツエルマット最後の日を、ぶらぶら過ごす。日本人がますます増えてきていて、そろそろ居心地が悪くなってきた。
円が安くなっていることを実感する。ツエルマットに来たときは、1万円=100SFで換えられたのが、今は、1万円=96SF である。1万円につき400円の損だ。大蔵大臣は何をしてんねん!

夜は、昔大阪にいるときに世話になった管さん(ルーデンス・大阪)と偶然出会い、宴会になる。

明日はドイツのミュンヘンに行く。久住は、氷河特急に乗ってサン・モリッツに行くそうだ。

☆スイスフラン(SF)

  • ビール2本(自販機)   4,0SF
  • サンドイッチ       4,2SF
  • ビール1L        2,2SF
  • ポテトチップス      3,9SF
  • 夕食(レストラン)   21,6SF
  • ビール3本(自販機)  6,0SF
  • 計           41、9SF=4190円

8月10日(月) 快晴

朝  8時18分の電車で ツエルマット→ブリーク へ
   9時50分の電車で ブリーク→チューリヒ へ
  13時33分の電車で チューリヒ→ミュンヘン へ

18時頃、ミュンヘンに着く。

そこで大橋夫妻と再会、先に来ていた大橋がホテルの部屋を取っておいてくれたので、そこに行く。ここは6人部屋で、ベッドにきちんとシーツがしいてあり、なかなかきれいな部屋だった。 18時頃、さっそく町に繰り出す。地下鉄に乗って、町の中心部に行く。

すぐに近くのカフェに入る。帰る途中にもう一軒寄って、夫妻と別れ、12時頃にホテルに帰り着く。

まだ部屋には、自分のほかに誰もいなかったので、パンツ一丁になって、便所と一緒の所にあるシャワーを浴びる。いい気持ちになって部屋に帰ったら、なんと女性が5人もいるではないか!

そういえば、チェックインをしてくれたのは大橋の奥さんだった。てことは、俺は女性部屋に入れられたのか、っていうことに気付き、がびーんとなる。

女性たちもびっくりしていたようで、俺も緊張して、「は、はろー。ぐっない。」とひらがな英語で答えて、すばやく自分のベッドに潜り込んだ。

女性たちに失礼だと思い、ずっと壁の方を向いて寝ていたのだが、緊張していたのと、ツエルマットと違って暑いのと、外にヤンキー(こっちのヤンキーと違ってごっつい)がいてうるさいのとで、ほとんど寝られなかった。 まー、まいったわ。

☆スイスフラン(SF)

  • 宿泊費3日分      84、0SF
  • タバコ×2        8,4SF
  • ビール、サンドイッチ   7,4SF
  • チューリヒ、ミュンヘン
          往復切符 167,0SF
  • 計          266,8SF=26680円

☆ドイツマルク(DM) 1DM=100円

  • 地下鉄          1,8DM
  • 夕食(ワリカン)    10,0DM
  • 2次会         20,0DM
  • ホテル代        29,0DM
  • 計           50,8DM=5080円

8月11日(火) 快晴

朝7時には目が覚める。シャワーを浴びて、すぐにチェックアウトする。

朝食は駅の中にあるバーガーキングでとる。そこからぶらぶらを始める。

街中には、いろんな古い建物があって、とてもきれい。歩き回ってから、暑くてのどが渇いてしょうがないので、繁華街の近くにある市場に行く。ここは、市場の中に飲食店が集まっていて、その中心部にテーブルとベンチが何百もあって、みんな昼間からビールを飲んでいた。
旅行者からふつうのおじいちゃんおばあちゃんまで、いろんな人がそれぞれ楽しみながらビールを飲んでいる。

さっそく俺もビール屋に行く。ドイツ語を全く覚えてなかったので、注文もどうなるかと心配したが、店の人はあらかじめいろんなジョッキに入ったビールをたくさん置いていて、客はただそれを持って金を払えばいいだけなので安心した。
それにしても、ミュンヘンは店に行くごとにいろんなビールに出会える。いろんな味を楽しめて、しかもそれがみんなうまいのだ。これは一生いてもいいなと思った。
ここで1時間くらいぼけっとしたあと、また街の散策に出る。

古道具屋に行って、なにかあやしいものはないかと思ったが、みんな高くてとても手が出ない。そのあと、デパートに行って、まず地下のスーパーに行った。
ソーセージはさすがに安く、生のものが10本入りで1DM。あとはあやしいインスタントラーメンとかがあって、なぜか冷や麦とかそばが売っていた。(生産地不明)
あと、月桂冠(日本の酒)の750ml入りが18,5DMで売っていた。
そのあと家電製品売り場に行く。「通販生活」にも載っている「Miele社」の掃除機が559DMで、パソコン売り場に行くと日本の製品がほとんどなくて、製品の8割ほどを台湾の「ASER」が占めていた。ちなみにコンパックの最新型ノートが3770DMであった。キーボードの配列は少し違って、ためしにさわってみたが全部ドイツ語なので、さっぱりわからんかった。
家電製品売り場に行くと、今度は日本製品がほとんどを占めていた。値段はやっぱ高い。

そういえば、街のどの建物に入っても、クーラーがきいていない。地下鉄にも入っていない。
ミュンヘンは暑くないかというと、そうでもなくて、むっちゃ暑いねん。確かに乾燥してんねんけど、昼間なんて、日射がすごいし、ここではビールが必要になるわけがわかるわ。とにかくすぐにのどが渇くし、てなるとビールビールとなるんやね。

そのあとはあまりに暑いので、噴水に足を浸して1時間ほどぼけーっとしていた。
いろんな人が噴水に集まっていて、それぞれに時間を過ごしている。
大通りはとにかく広く、歩行者天国でカフェのイスも充分だせるくらい。
かぜがかなりひどくなってきていて、タバコを吸っても味が全然わからんくなってきた。
ちなみにマクドナルドがあって、ここのビッグマックは4,9DMであった。

電車が6時頃ミュンヘンを出る。明日はもうヨーロッパを出なければいけないのだ。

夜の10時半頃に、チューリヒの空港駅に着く。もうホテルには行けないし、行くのも面倒くさいので、空港のベンチで寝ることにする。思えば、今回の旅行でホテルのシングルに泊まったことはかった。よくて6人部屋にしか泊まれなかった。今度行くときは、1回くらいはシングルに泊まりたいもんだ。
さて、ベンチに行くと、すでにトルコ人の家族が寝ていて、開いているところに入れてもらう。やっぱトルコ人は、白人に比べて優しい。
ベンチ周辺に荷物をうまく配置し、快適に寝れるようにして就寝。

  • ☆ドイツマルク(DM) 1DM=100円
  • 朝食(バーガーキング) 6,95DM
  • トイレ(駅構内)    1,00DM
  • タバコ×1       5,00DM
  • ビール(ジョッキ1㍑)10,00DM
  • サンドイッチ      3,50DM
  • ペプシ         0,69DM
  • 列車の予約      10,00DM
  • 水           2,5DM
  • 夕食(サンドイッチ、ビール)  8,50DM
  • 計          48,40DM=4840円

8月12日(水) 晴れ

朝5時には目が覚めてしまった。かぜがますますひどくなってきた。タバコを吸うのもつらい。昼の1時にチューリヒ空港を発。3人掛けの席で、隣の二人は日本人(おそらく大学生)のカップルであった。その二人は、飛行機に乗ってからずーっといちゃいちゃしていて、俺は13時間、それに付き合わされた。「毛唐崩れが!このボケ!死にさらせ!」と心の中で叫びながら過ごす。

☆スイスフラン(SF) 1SF=100円

  • タバコ         4,2SF
  • サンドイッチ      3,9SF
  • 昼食(サンドイッチ、ビール)  9,8SF
  • 計          17,8SF=1790円

8月13日(木) くもり

シンガポール空港に着いて、まず喫煙所に行く。かぜでげほげほやりながら1服して、シャワーを浴びに行く。トランジット(乗り換え待ち)用にホテルがあって、疲れているので泊まりたかったのだが、6時間で5000円くらいだと言われてやめた。

トランジットが20時間あるので、昼寝したり、ぶらぶらしたりの繰り返しをしていて、それでもあっと言う間に夜になり、12時半に飛行機に搭乗する。

☆シンガポールドル(SD) 1シンガポールドル=80円

  • シャワー        5,0SD
  • 荷物預け        2,6SD
  • タバコ×10     14,1SD
  • カレーペースト     5,8SD
  • 清国貨幣       19,9SD
  • 水           1,0SD
  • カレー(昼食)     8,0SD
  • お茶          1,5SD
  • 夕食(アメリカン・バー)  23,3SD
  • インターネット     4,0SD
  • 計          85、2SD=7000円

8月14日(金) 晴れ

8時頃に名古屋空港に着く。サンダルを履いていたので、おそらく税関で捕まるだろうなーと思ったら、やっぱり捕まった。
だいたい、俺は今までの海外旅行の中で、日本の税関で捕まらなかったことは、韓国への職員旅行の1度しかない。
中国の時は、中国国内でも捕まって、あらいざらい荷物を開けられたこともある。一番やばかったのは2年前のヨーロッパで、とあるもの(麻薬ではない)を持ち込んでいて、そのブツの直前で検査が終わってほっとした覚えがある。
今回は何も持ち帰っていなかったので、「どっからでもかかってこいや」てなかんじで検査を受けた。
日本の税関の職員は、スーツとか、ふつうの服装をしていれば、まず捕まえることはない。 サンダル履きは、まず間違いなく捕まえる。みなさんも気をつけましょうね。